さりげなくについて
神戸・北野坂のJAZZバー、その六十年
「さりげなく」は、神戸・北野坂にある小さなJAZZバーです。1965年に元町の路地裏でジャズ喫茶として産声をあげ、やがて北野坂へ移り、いまも変わらず50〜60年代の名盤を中心としたレコードを流し続けています。
店名の由来
店名は、前オーナーが愛したアニタ・オデイの歌声に由来しています。飾らない、それでいて心に残る歌い方。その佇まいから「さりげなく」と名付けられました。派手さよりも静けさを、声高なメッセージよりも淡い余韻を選ぶ——そんな店であろうとしてきた六十年です。
マスターのこと
現マスター・冨山公雄が店を引き継いで三十余年。かつてはバンドマンとして活動し、神戸の音楽シーンに長く関わってきました。温厚な人柄で、初めて訪れた方にも気さくに話しかけてくれます。もちろん、話しかけられたくない夜は、ただ黙って音楽を聴いていてもらって構いません。
音楽について
1950〜60年代の黄金期のジャズを中心に、Miles Davis、John Coltrane、Bill Evans、Anita O’Day——その時代を彩った名盤たちを、YAMAHA NS-1000Mから静かに流しています。曲名やアーティストを知らなくても、まったく問題はありません。ただ良い音を、静かに聴くための場所です。
常連と、旅人と
親子二代で通ってくださる常連さんも、神戸を訪れたついでにふらりと立ち寄る旅人も。誰もが、ただ音楽に耳を傾け、静かに杯を傾ける。それが「さりげなく」という場所の姿です。
初めての方へ、より詳しい過ごし方は 「初めての方へ」 をご覧ください。